古民家クエスト│第二章│YouTuber/古民家/リノベーション/田舎/子育て/空き家バンク

古民家クエスト

これは家族キャンプに行きたくてもなかなか行けない、ある家族の笑いと感動の物語である。 古民家クエスト第一章の続きから…

読んでない方は上のリンクからどうぞ!

前回までのあらすじ

仕事と子育てに追われるとある家族がキャンプにはまり、コロナの給付金でキャンプ道具を一式揃えたはいいものの世間では空前のキャンプブームが到来。 キャンプ場に予約が殺到し、キャンプに行きたくても行けない。 そんな時ある雑誌が目に留まる。

第二章 これは神の導きだろうか

第一節 山を買う?

良く行くコンビニでたまたま目にしたのは「自分の山でソロキャンプをする」といった見出しの記事だった。そこから少し興味を持ち、ネットなんかでも話題となっている記事や動画を見るようになった。 某芸人キャンパーが山を買い、ソロキャンプをする動画をはじめとして、様々なYouTuberが土地やら山やら購入したり、車中泊なんかもやっていた。

「いいな~、お金持ちは…😓」 と思う反面、
「山なんて買ったって、一人じゃどうしようもない…手入れとか肉体労働極み半端ないし…」
 

我々夫婦は今は都会暮らしなものの、もともとはド田舎出身のため、町が遠く、山や海に囲まれた生活がいかに大変かを少なからず知っていた。

「整備されたキャンプ場ですら子供連れは大変なのに、山は厳しいな…どこか隠れ家的な良いキャンプ場ないかな?🧐」
 

なかなか取れなくなるキャンプ場の予約を不満に思いながら、それでも少しでも子供たちと遊び、自然を教えたいとの思いでいろいろと検索を続けていた。

そんな中、各地キャンプ場でのマナー違反のニュースが増えた

我々家族もキャンプ場で、夜通し楽器演奏や歌声、オーディオを鳴らして騒ぐ輩に遭遇した経験が何度かあったし、焚火やゴミの始末が悪いものも沢山見た。

嘆いても、そういったことは必ずあるもんだと思いつつも、キャンプへの思いやモチベーションが自分の中で少しずつ低下していくのを感じた。

そんな時、また新たな記事を目にすることになる。

第二節 古民家キャンプ?

とある雑誌で、古民家をリノベーションするといった記事を目にした。よくある記事だったのだが、その中の一つに感銘を受けることなる。

「古き良きものを大切にしよう」 「地元との繋がりを作り、人との交流を大切に」

簡単にはそんな内容の記事だったのだが、突然心にぐっ💘とくるものがあったのだ。

そこでは新しい物の購入は必要最低限とし、食べ物も消耗品も、その他必要物品も地元で生産されている物は地元のものを購入するといった取り組みをしていた。

この記事を見たとき、遠く忘れてしまった記憶が戻るような感覚があった。 都会に移り住んではや13年。田舎のなまりも消え、周りにも田舎出身と簡単にはバレない(と思っているのは自分だけ)程度になり、ふと思うことがあった。

「んだんだ、んだべ(15年前) → そうそう、そうです(現在)」
 

自分が小さかった頃、いろんな人に囲まれて育った。近所の人で知らない人はほとんどなく、大体どこの誰くらいは知っていた。知らない人から自分の名前を呼ばれたと思ったら、遠い親戚だったり、ばあちゃんの友達だったり。そしてお菓子やジュースなどいつも何かもらってた。 時には家に上がってご飯をごちそうになることもあった。それが当たり前だと思っていた幼少期。

近所でとれた魚があればお裾分けで旬の魚をもらい、山で畑で野菜や山菜が取れればまたお裾分け。肉以外はまともに買った記憶すらない(ちょっと言い過ぎ…)。 大人になってからも地域の環境や文化の優しさに支えられていたのだと思う。ただ、居るときには当たり前と思って有難みが少なかったかもしれない。思い返せば贅沢な話だ🌽🐟🍎。

今、自分の子供の周りにそのような環境も文化も優しさもない。 時代が違うと言えばそうかもしれないが、「知らない人としゃべったらダメ」「物をもらってはダメ」が当たり前の環境であり、近所に住むほとんどの人々を知らないのが通常である。

そんなことにふと気付いた時、

「今の生活が当たり前ではないことを、子供に伝えたい。」
 

そう思った。

都会には都会の、田舎には田舎の良さがある。そして古くからある物の素晴らしさ、田舎での人付き合い。環境が変われば感じ方が全然違うことを知ることが出来る。

子供に自然を伝えたいと始めたキャンプだが、田舎での暮らしを通じて様々なことを体験し、それと共に成長するのが良いのではないかと思うようになった。

キャンプから少し離れたが、田舎はどこでもキャンプみたいなもんだと妻も承知して、我々家族の古民家を探す旅が始まった🚗。

第三節 古民家が全然ない

古民家が欲しいと言ってすぐに良い物件がある訳でもなく、県内から探した🗾。 しかし、県内は土地の価格が高く、土地付き一軒家なるものはそれなりの高額…県の端っこの方(言い方が悪くてすいません)にも見に行くものの、

「えっ!?こんなところに住めるの?」
 

てなる土地や物件が多いこと多いこと… 20件程度見に行くが、どれも厳しい条件と判断し、隣県にも範囲を拡大して捜索。そして「空き家バンク」なる組織に出会った😎

知っている人は知っていると思うが、登録制で各地の空き家を紹介してくれる無料組織。なんせその空き家の担当区域の役所の方が付き添って物件を確認出来ると、親切なもの。 ただし、売買の価格交渉や土地査定、契約に関すること等には一切関与してくれないので、ある程度購入を希望すると売主に伝えるとあとは直接交渉と直接契約となるため、事前に司法書士や仲介業者を選定して交渉するのがセオリーと本には書いてあった。

これを使わない手はない!と早速無料登録と数件の目ぼしい物件の内覧を検討となる。

「すぐ見つかって買うってなったらどうしよ!手持ちもあんまりないぞ…」

これはもう見つかったも同然だと、妻とも余裕の笑みを浮かべながら、購入後のやりたいことについて相談し始めていたのである。(←捕らぬ狸の皮算用ってやつ)

しかし、ここからが本当に大変な旅のはじまりであったのは言うまでもない…

続く

古民家クエスト│第三章│空き家バンク/古民家/自然/キャンプ/家族/田舎暮らし

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