クーラーボックスの選び方
ハードかソフトかで選ぶ
ハードタイプ
ハードクーラーはその名のとおり非常に頑丈に作られており、外部からの衝撃を内容物まで伝えにくくなっています。
ソフトタイプに比べ保冷力高く、衝撃に強いため、やわらかい食材や、酒類の瓶などをしっかりと保冷して安心して持ち運ぶことが可能です。
ちょっとした椅子やテーブル代わりになるので、便利です。
側面すべてが頑丈で、形状が四角のものが多く、車に積み込む際に重量がある物でも上に積載しやすいのもポイントです。
ソフトタイプ
ソフトクーラーは軽い素材で作られているため、大型なものでも軽く持ち運びやすいのが特徴です。
ソフトという名のとおり柔軟性のある素材で作られているので、多少容量をオーバーして、クーラーの形が変わるほど中に食材を詰め込んでも保冷することができます。
多くのソフトクーラーは折りたたむことでコンパクトに収納することができるので、キャンプの撤収時に中が空になったクーラーを折りたためば、運びやすく便利です。
素材で選ぶ
クーラーボックスにどのような素材が使われているかによって保冷力が変わってきます。それぞれの素材の違いは以下の表をご覧ください。
| 真空断熱パネル | 発泡ウレタン | アルミ蒸着 + ポリエチレン |
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| ◎ | ○ | △ | × |
価格 | × | △ | ○ | ◎ |
| 3泊以上 | 2〜3泊 | 日帰り〜1泊 |
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サイズで選ぶ
5〜15ℓ :デイキャンプ
15〜20ℓ:ソロキャンプ
30ℓ前後:大人2人
40ℓ前後:大人2人+子供1人
50ℓ前後:大人3人
60ℓ前後:大人4〜5人
携帯性で選ぶ
キャンプでは車をサイトに停められるキャンプ場ばかりではなく、車からサイトまで距離がある場合や、電車などでキャンプ場まで行く場合もあります。
両サイドに取手があるものや、肩掛けできるもの、キャスターがついているものなど自身が持ち運びやすいクーラーボックスを選ぶことが大切です。
また、クーラーボックスで持ち運びやすさを左右する持ち手の形状は、3つに分類されます
- U字ハンドル…クーラーボックスで一番よく見る一般的なタイプ。小型タイプについていることが多い形状でもあります。
- ベイルハンドル…本体の両サイドから伸びるタイプ。片手でも両手でも持ちやすい上に、時には2人で持つこともできます。
- サイドハンドル…本体の両サイドにそれぞれ持ち手がついているタイプ。主に大容量のクーラーボックスに取りつけられており、2人で運ぶことに優れています。
【ハードタイプ】クーラーボックスおすすめ5選
イエティ タンドラ 35 タン
経年劣化が少なく長年使用
一般的なクーラーボックスは接着剤で成形している為、時間が経つにつれ、継ぎ目が取れてしまう事がありますが、YETIでは、蓋とボディの2つのパーツが継ぎ目無しのワンピース構造になっているため経年劣化が少なく長年使用可能。
5cmウレタンで分厚く覆っているので、内部は保冷力抜群。2~3泊のキャンプには余裕で対応。2Lペットボトル × 6本程度入るサイズ感で、水抜き用の栓もついているので使用感も◎。
igloo(イグルー) ステンレスクーラー #44669
抜群の保冷力で350ml缶が83本収納可能
厚いウレタンのボディで抜群の保冷力を実現したステンレスクーラー。
なんと350ml缶が83本入る大容量サイズ。ステンレス製のスタイリッシュでクールなクーラーです。
コールマン クーラーボックス 54QTスチールベルトクーラー
抜群の保冷力と収納力
51Lの大容量で2Lのペットボトルを縦に12本入れる事ができるクーラーボックスです。
素材には厚さ3cmの発泡ウレタンが採用されている上に蓋にはラッチロックが付いていて、高い保冷力があります。
夏でも冷気を逃しにくく、暑さに作用されにくいため安心して食材・飲み物をアウトドアに持って行けます。
コールマン クーラー エクスカーションクーラー/30QT
安価でシンプルなデザインで使いやすい
コールマンの定番クーラーボックス。500mlペットボトルだと18本程度いれることができる容量です。
保冷力は約2日程度なので1泊2日程度なら十分なクーラーボックスです。値段も5千円以下なのでこれからソロキャンプを始めようという方におすすめです。
また、蓋がドリンクホルダーやちょっとしたテーブルになります。
シマノ(SHIMANO) クーラーボックス スペーザ ホエール 45L
大型キャスターとハンドルが付き持ち運び便利
釣りで青物など大型魚の保管や大人数でのBBQ アウトドアキャンプに適した大型クーラーボックスです。
60Lと大容量ながらボディが小型で、車にも積み込みやすく、頑丈で大人2人が乗っても余裕があるため、簡易ベンチとしての利用も可能。
タイヤがついているので、たっぷりと収納しても楽々移動が可能です。
ユニバーサルグリップを採用し、上からもサイドからも簡単に開けられます。
アイスランド クーラーボックス35
本格アウトドア派でも満足できる機能性
最長5日間も氷をキープできるほどの保冷力を持つ約33Lのアイスランド クーラーボックス。
頑丈で保冷力が高いのはもちろん、付属の仕切り板やバスケットを取り付けることで、食材と飲み物を分けやすくなっています。
他にも仕切り版をまな板に使用できたり、方位磁石がついていたり、ボトルオープナーが付いていたりと嬉しい機能性が満載です。
カラーは上画像のカモの他に、サンド・グレー・グリーンと豊富なのも魅力的です
スノーピーク(snow peak) クーラーボックス ハードロッククーラー 40QT
極厚クーラーの先駆者「グリズリー社」とスノーピークのコラボ商品
極厚クーラーの先駆者であるアメリカの「Grizzly 社」と頑丈で一生使えると多くのキャンパーから支持が高いブランド「スノーピーク」とのコラボレーションによるハードクーラー。
現地ではプロのハンターやフィッシャーにも利用されるほど、高い耐久性を持ち、従来のキャンプ用とクーラーとは比較にならないほどの高い保冷力を誇ります。
つなぎ目のない一体構造のため、ドライアイス使用時はなんと最大7日間も氷を維持する保冷力があります。
【ソフトタイプ】クーラーボックスおすすめ5選
ロゴス(LOGOS) クーラーバッグ ハイパー氷点下クーラー
保冷力が更に向上した新型ハイパークーラー
ソフトタイプの中では保冷力、最強と謳われているクーラーバッグです。
不使用時にはコンパクトに収納でき、持ち運びに便利。
サイズもM(12L)・L(20L)・XL(40L)があり自分の用途にあったサイズを選べるます。
値段はやや高めですが、下手なハードタイプよりも軽くて保冷力が高いところが魅力的です。
コールマン(Coleman) アルティメイトアイスクーラー2
ソフトクーラーでありながら、49時間の保冷が可能
軽くて持ち運びしやすいのに49時間の保冷が可能な圧倒的保冷力を持つソフトクーラー。
ファミリーでのキャンプやBBQに最適の35Lサイズで、冷気を逃がさず素早く中身を取り出せます。
収納もコンパクトに持ち運びが可能なので荷物が多くなりがちなキャンプで大活躍。
SEATTLESPORTS(シアトルスポーツ) SS
カラーバリエーション豊富でコンパクトにたためる
シアトルスポーツのソフトクーラーは、デザイン性やコンパクトにたためる収納性が人気のシアトルスポーツのクーラーボックス。
カラーバリエーションも豊富で、好みのタイプを選ぶことができます。
サイズは30.4×48.2×27.9cmで、重量は1.54kg、容量は37.8Lです。
キャプテンスタッグ スーパーコールド クーラーバッグ25L
ソフトタイプなのにテーブルにもなる優れもの
ドリンクホルダーが2個付いていて、コンパクトにたためる機能的なソフトクーラー。
補強板がフタの上に付いているので、ドリンクや小物を置くサブテーブルにもなる優れものです。
キャプテンスタッグの他のソフトクーラーボックスと比べて保冷力が高く、氷の維持時間は約2倍!持ち運びやすいショルダーベルト付きなのもうれしいポイントです。
AO Coolers(エーオークーラー) キャンバス ソフトクーラー
最強のソフトクーラーボックスと有名なAOクーラーズ
通常のソフトクーラーボックスより3倍厚い断熱材と、高密度素材の組み合わせにより保冷力はハードクーラー並の最強のソフトクーラーボックスと有名なAOクーラーズ。
見た目もお洒落で最近利用者が続々と増えています。
サイズによっては外気温49℃の中でも24時間氷が維持できるほど!内側は防水性と撥水性に優れているので、水洗いができるのもうれしいポイントです。
DOD ソフトくらぞう
保冷時間が脅威の最大56時間
高い保冷力と機能性が光る多機能ソフトクーラー 、DODの「ソフトくらぞう」。
断熱材に極厚発泡ポリエチレンフォームを使用しているため、保冷時間はなんと最大56時間。
付属のパーテーションの位置調整できるので、食材と飲み物の量次第で幅の調整ができ、使い勝手がも抜群。
コールマン アルティメイトクーラーⅡ
我が家で使っているのはこれ!
我が家で愛用しているコールマンの「アルティメイトクーラーⅡ」。
保冷力が49時間あるので、2泊3日以上のキャンプも対応できます。
「クイックサーブオープニング」を採用しており、フタを全開にしなくても2リットルのペットボトルのような大きな物も取ることが可能です。
難点としては、やはり保冷力が高い35Lサイズなので、折りたたんでもそれなりに大きいことです。
ただそれ以外の機能性などには文句はないので、買ってよかったです。
やはりコールマンはコスパが良いですね!
クーラーボックスの保冷力をアップさせる使い方
1.保冷剤はアウトドア用のしっかりしたものを選ぼう
クーラーボックスは「冷やす」のではなく「冷たさを保つ」ための物です。
中を冷やす為の保冷剤はアウトドア用のしっかりしたものを用意しましょう。
保冷剤を使用することで、クーラー内の温度が下がり氷が溶けにくくなります!特にアウトドアメーカーの物は強力でもちが良いのでおすすめです!
ペットボトルを凍らせて持参される方も多いですが、やはり溶けるのが早いため合わせて保冷剤を持って行くと良いでしょう。ビニールパックの保冷剤は、保冷持続効果があまり持続しません。
保冷力を確実に持続させたい場合は、ロゴスやキャプテンスタッグなどのアウトドアブランドから発売されている保冷剤がおすすめ!サイズや機能面に優れた保冷剤を取り揃えているので、クーラーボックスに合わせて選びやすいです!氷を持っていく場合は、ロックアイスより大きい板氷だと溶けにくいので保冷時間が持続します。
保冷剤おすすめ
ロゴス(LOGOS) 保冷剤 倍速凍結・氷点下パックL
ロングセラーのロゴスの保冷剤『氷点下パック』、釣ったばかりの魚を上下でサンドイッチして1分間ほど置くと、新鮮さそのままに凍結状態に。
また、その保冷力は16時間持続。一般的な保冷剤と比較して8倍の冷却速度と保冷能力。
ダイソー 氷点下保冷剤ハードタイプ
店頭でのみの販売になりますが、100円均一のダイソーの氷点下保冷剤ハードタイプ。
内容量220gの「S」、同370gの「M」、同520gの「L」の3タイプがあり、マイナス10℃まで冷えるという保冷剤です。
私も実際に使っていますが、この値段でこの機能性は驚愕です。
安物と馬鹿にせず、一度使ってみてください。
2.開け閉めの回数を減らそう
クーラーボックスの保冷力を保つためには、フタの開けっ放しは言語道断、必要以上にフタの開け閉めの回数も少なくして、中の冷気を逃がさない事が長持ちさせる一番のポイントです。
何度もクーラーボックスのフタを開け閉めしていると、食材が外気の暖かさに触れ、少しずつ食材が悪くなってしまいます。
食材とフタの間に銀マットやシートを被せておくと、冷気が逃げないのでより安心です。
3.クーラーボックス台を使う
特に夏は地面が太陽で温められて、温度が高くなっています。
地面の熱から遠ざけるためクーラーボックス台を使用するのがおすすめです!