これは家族キャンプに行きたくてもなかなか行けない、ある家族の笑いと感動の物語である。
古民家購入を考えている方、キャンプに行きたくても行けない方、田舎暮らしにあこがれる方の希望になればとの思いで書きなぐっていく。
それでは古民家クエスト第二章の続きから
前回までのあらすじ
子供にアウトドアを経験させたい!キャンプ道具かっこいい!キャンプに行きたい!
そんな安易な思いからキャンプ人生をスタートさせたmaseだったが、空前のキャンプブームに遮られ、キャンプ場の予約すら取れない・・・
さらに、コロナで生活が一変。
そんな中、一冊の雑誌から神の導きを得たmaseは、ついに古民家探しの旅に出た。
しかし、ここはまだスタートにも達しておらず、ここからが前途多難な冒険が待ち受けているとは知る由もなかった。
第三章 絶望と希望の古民家探し
第一節 やっと見つけた希望の物件
さて、空き家バンクに登録したのはいいのものの、登録後に新たな問題が発覚…。
それはコロナやキャンプブームの影響で、古民家の需要が高まっており、1件内覧するのにも「1か月の待ち」…
みな行きつく先は一緒なのかと妻と途方に暮れたが、ここで引き下がるほど諦めが良いわけでもなく、モチベーションも下がっていない。
1ヶ月待って1件の内覧、さらに数週間待ってまた1件内覧と、計5つぐらい内覧する。気になる所を順番に見に行き、検討に次ぐ検討。
そして、ようやく1件、印象に強く残った物件あり!!!
その物件は、とある集落の端に位置し、山際で川も近く、庭には池があり、鯉や沢蟹がいるという古民家だった。ただ相当傷んでおり、母屋の床が落ちかけ、蔵が半壊、現役のスズメバチの巣がある等、なかなか手のかかりそうな物件だった。
しかし、子供たちもその物件を気に入った様子だったので、早速交渉を開始!!!
価格交渉やその他の相談は順調に進み、購入までのカウントダウンが…
と思った矢先、突然先方から
「やっぱり売れない。親族と相談してそうなった」
との返事が…。
結果振出しに戻るとなり、また捜索の旅が再開となった😢。
やっぱり愛着があったり、田舎のしきたりとか付き合いとか、傍から見て簡単には分からない難しい問題があるんだろう・・・
しかし、こんなところでめげてはいられない!このくらいは想定の範囲内(?)である…
気持ちを切り替えて、再び古民家探しに闘志を燃やすのであった🔥。
第二節 ついに有力候補現わる⁉︎
前回のお断り事案から程なくして、空き家バンクの担当者さんから「もしかしたら気に入るかもしれないですよ」との連絡が!!!
その担当者さんには内覧の都度、相談してて…
「古くて、見晴らしがよくて、静かなとこ。そんなの無いですかね(笑)」
などと自分の理想を好き放題言ったいたのだ。この場を借りて謝罪とお礼を…
「勝手ばかり言って、すいませんでした。そしてありがとうございます!!」
そんな担当者さんからの耳寄り情報なので、即詳細情報を送ってもらった。
そして実際に紹介された物件は…
古くて、見晴らしが良くて、静かな、…最高の物件!!
and
てなことで、早速売主さんとの交渉開始をお願いするため、空き家バンクの担当者に連絡。ほどなくして連絡があり、売主の親族の方同席での正式な内覧日が決定となる。
前回はここまで辿り着くことなく、キャンセルされたので、今回も途中で断られるんじゃないかと妙に緊張感が・・・
しかし、そんな心配している間にすぐ内覧日となり、無事建物の中を見せてもらうこととなる。先に空き家バンクの担当者さんが来られ、売主代理を待つことに…
「好きに見ていいよ😀」
と、こちらが聞く内容にも快く答えてくれる気の良い方で、一時期住んでいたこともあるとのことだった。
これが母屋と左端が倉庫↓
空き家バンクの初見内覧は、外観を確認するだけとか、売主不在の状態で行われることもあるとのことだったので、今回は比較的丁寧な対応で有難かった。「空き家」バンクというだけあって、長期間不在であったり、売主が遠方に引っ越していてなかなか来れない等、様々な事情があるとのことだった。
今回紹介された物件に関しては、売主代理で来て下さった方が草刈りや片付けのためにたまに来てくれていたとのことで、周辺草ぼーぼーということはなく、小奇麗に見える程度の外観は保たれており、表から見た感じは、事前情報にあった写真とほぼ一緒であった。
大きな瓦屋根の平家、隣接する2階建ての小屋、丁度よい広さの庭、庭の端には大きめの池。
この時点でいろんな生活が想像できるくらいのポテンシャルを感じて妄想が膨らむばかりであった。
しかし油断は禁物…
「問題は家の中ですよね~どうなってるかな…🧐」
空き家バンクの登録をすると、売りに出ている物件の外観や内観など、全部で10枚程度の写真を見せてもらえるのだが、なかなかそれだけでは判断出来ない・・・
というのも、服を買うのと一緒で、思ってたより小さいとか、こんな感じだったかな?ということが多々あるので、写真だけでは簡単なメージしか出来ないのである。
しばらく人が住んでいない「空き家」のため、安心感は全くない。かなりドッキドキで室内探索にかかる。
「実際の写真とどの程度違うのかな…写真に移ってない所は大丈夫だろうか…」
そこで、あんなものや、こんなものを発見することになる・・・
続く