LEDランタンの特徴
安全で手軽
LEDランタンの最大の特徴はなんと言ってもその安全性。
ガスやガソリンと異なり、火を使わないので、一酸化炭素中毒を気にする必要がないので、テント内や室内で使っても安心。
また、ガスなどを火を使う従来型のランタンでは、うっかり触ってやけどしたり、倒して火事になる心配がありましたが、LEDランタンではその心配がありません。
燃焼ガスが出ないので防災グッズとして家庭に常備しておいても役立ちます。
さらに、スイッチを押すだけで手軽に光を灯すことができるので、燃料の装填や定期的なメンテナンスもほぼありません。
コンパクトで長時間使える
LEDランタンは全体的にコンパクトな製品が多いこともポイント。
機体は小さくても明かりが確保しやすく、MAXで照らさなくても十分明るいアイテムもあります。
さらに、ガス・ガソリンランタンと比較すると、大きな特徴は使用時間の長さです。
最長で70時間以上使うことができる製品など、その他のランタンと比べて長時間使用することができます。
本体の価格も他の2種類のランタンと比べて、かなり安くなっています。3,000~4,000円で、十分な光量を持つLEDランタンを購入できます。
多種多様な機能がある
LEDランタンは灯り以外の機能も魅力的。
ホワイトガソリンや灯油などの化石燃料や、ガス缶を消費するランタンと違い、LEDランタンでは電池や充電式、太陽光を使ってソーラー充電など電池で使用できたり、燃料を必要としないで使用できるのも大きな魅力です。
さらに、LEDランタンによっては、分割して使用できたり、懐中電灯に変形したり、他の電子機器に充電できるモバイルバッテリー機能といった様々な機能があるランタンもあります。
火を使わないからこそ防水機能が高く、アクティブなアウトドアアクティビティでは重宝します。
LEDランタンの選び方
電池式か充電式か
充電式
充電式には家庭用コンセントやシガーソケットを使用して充電するタイプや、ハンドルを回して発電する「手回しタイプ」や、太陽光を利用して充電する「ソーラータイプ」が存在します。
手回しタイプとソーラータイプは、電源や電池を使わずに使用できるため、災害や停電などの緊急時用としても使えます。
また、USB対応のモデルのなかには、スマホやタブレットの充電ができるモノもあります。
充電式は頻繁に使う場合に電池交換の手間とコストを減らすことができ、ちゃんと充電しておけば乾電池式のように「予備の電池を用意しておく」といったことがありません。
電池式
電池式は、電池さえ用意すればいつでも使える点が大きなメリットです。
多くの製品が単1形または単3形乾電池を使用します。
電池が切れても、交換するだけですぐに使用できる手軽さが魅力。
充電可能な電池を使えば、ランニングコストを抑えられます。
明るさをチェック
出典:Amazon
LEDの明るさは「ルーメン(lm)」という単位で表されます。
数値が高いほど光量が多く、明るくなります。
大人数で行うキャンプのメインランタンとして使用するなら、サイト全体を照らせる1000lm以上がおすすめです。
1,000ルーメンなら白熱灯で75W程度といわれています。
また、少人数のキャンプの場合は明るすぎると眩しくなるため700lm程度、ソロキャンプでは自分のスペースが照らせればよいので、300lm程度でも十分です。
サブランタンで使用する場合は、光量が大きすぎると、目が疲れたり虫が寄ってくるす原因になるので、150~300lm程度の優しい光が適しています。
光色(暖色/寒色)をチェック
LEDランタンの光の色には、暖色と寒色、昼光色が一般的です。
ただ、中には、色を切り替えられるモデルもあります。暖色と寒色どちらを選ぶか場の雰囲気や見やすさが異なるので、用途に合わせて選んでください。
暖色は電球色に近いあたたかみのあるオレンジ色の光で、柔らかい光で眩しすぎないので、食事の際のテーブルランタンやリラックスタイムのサブランタンといったキャンプの雰囲気作りにぴったりです。
寒色は太陽光に近い色とされており、モノや色を認識しやすいのが特徴で、手元を明るく照らせるため、料理や細かい作業をするときに向いています。
広範囲を照らすメインランタンとしても適していますが、暖色に比べて光が強く眩しいので、テーブルランタンにはやや不向きです。
調理をするときに手元を見たいのか、テント内でくつろぐときに使うのかなど、用途に合った色みを選んでみてください。
おすすめLEDランタン6選
コールマン(Coleman) ランタン マルチパネルランタン
アウトドアでマルチに使える
4つに分かれて同時に使用できるエリアライト付きのLEDランタンです。
4つの発光パネルが取り外しできるので、家族や複数人のオートキャンプに最適です。シーンに応じてそのまま使用したり、移動する際は分割して個人で持ち、使用しないときは1つのランタンにして持ち運ぶことができます。
バラバラにして足元の非常灯として使うのも便利。目的に応じて使用できる便利なLEDランタンです。
単一電池8本のHighモードで最大800ルーメン20時間連続点灯可能ですが、単一電池4本でも使用可能と、電源を使い分けることができます。
ちなみにLowモードなら最大196時間も連続点灯できるので1週間も点けっぱなしにできます。
携帯の充電もできるUSBポート付きなので、災害対策にもおすすめです。
ルーメナー(LUMENA) LEDランタン LUMENAプラス
スマホのようなコンパクトさでこの光量
サイズ:146×96×28mm、重量:440gのコンパクトなLEDランタン。
小型ながら最大光量は驚異の1800ルーメン、20,000mAhバッテリーを内蔵し、1800ルーメンなら12時間、ローの状態なら160時間も使用できるのが魅力です。
電光の色を暖色、白色、混合の3段階で切り替え可能。
「大光量=大きいサイズ」という従来の常識を覆した人気商品でもあります。
使い方も簡単で雰囲気重視のランタンと異なり、使用感はスマホに近いです。
外部出力端子搭載でモバイルバッテリーとして使用できるのもメリット。電源を確保できないアウトドアシーンで、スマホやデジカメを充電したいときに役立ちます。
『ジェントス』エクスプローラー EX-109D
コスパのよいLEDランタン
LEDランタンといえば『ジェントス』といわれるほど、コスパにも性能にも定評のあるメーカーです。
EX-109Dは明るさ1000ルーメンの大光量タイプ。昼白色(最大850ルーメン)、暖色(最大450ルーメン)に切り替えて使うこともできます。
小型で雨やホコリに強く、外装も頑丈なうえに、単一形乾電池×3本で最大1,000ルーメンという実力派。
ハンドルで吊り下げたり、据え置きしたりしても安定する構造ですが、底部にフックが取り付けられているので、インナーテント内に逆さにぶら下げれば影のない室内照明として使うことができます。
おすすめサブランタン
バルミューダ ザ・ランタン L02A
優しい光で周囲を照らす
日本のメーカー、バルミューダの「BALMUDA The Lantern」。
インテリアに似合うシンプルな外観のため、アウトドアだけではなく室内使用としての人気も高い商品です。
テーブル上を満遍なく照らし、快適なひとときを過ごすのに十分なほどの明るさがあります。
本体つまみを回転することで細かい光量調節も自由自在に変えることができ、明るさに応じて、ゆらぎのあるろうそくのような暖色から、もう少し明るい自然な暖色、読書灯としても利用できる温白色へと変化していきます。
優しく広がる淡い暖色の光が心を落ち着かせ、心身ともにリラックスすることができます。
GENTOS(ジェントス) LED ランタン EX-036D
サブとして十分な明るさ
ジェントス(GENTOS)の最大450ルーメンのLEDランタンです。
単三形乾電池×6本で、約18~225時間の連続点灯が可能で、昼白色(260ルーメン)、暖色(210ルーメン)に切り替え可能です。
バーベキューのアウトドアの他にも、いざというときの災害用としてもおすすめです。本体の上部・底部には、それぞれ取っ手とフックを搭載。さらにハンガータイプのフックも付属してくるので、上下どちらでも吊るして使用できます。
スノーピーク(snow peak) たねほおずき ES-041BR
球形のデザインがかわいらしい
シリコン製のソフトシェードを採用した、優しい光を楽しめるおすすめモデルです。
単4形乾電池×3本使用する電池式で、連続点灯時間最長60時間もあり、直径6.2cmのコンパクトサイズで、ソロキャンプのテント内やタープ下を照らすのに適しています。
なるべく荷物を減らして携帯したいシーンでも便利です。
ヒモを通して吊るせるほか、マグネット付きで鉄部に取り付けるなどアイデア次第でさまざまな場所に取り付けて使えます。
最大60ルーメンの暖色系で、ロウソクのような光のゆらめきを楽しめる「疑似ゆらぎ機能」も搭載しています。
アウトドアでも、読書灯など室内でも使っていただける商品です。