タープポールはタープを張るときに欠かせない必須アイテム。
タープを買ったときについてきたタープポールをそのまま使っている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、付属のタープポールでも問題なく使えますが、スチール製で重かったり、高さ調節ができなかったりと不便に感じていることはありませんか?
今回は、そんな方のために、メインタープポールの選び方のチェックポイントをご紹介します。
「タープポール」とは
タープポールの種類は大きく分けて2つあり、まずはタープを主に支える支柱「メインポール」と、メインポールに足して使うのが開放感が欲しいときや雨を効率的に流すため傾斜させたりなどアレンジする「サブポール」があります。
それぞれ役割が違うため、使い方に応じて太さや長さ・素材などを選ぶ必要があります。
メインポールをどのようなポイントから選ぶべきか、チェックしましょう。
メインポールの選び方
長さ(高さ)で選ぶ
インタープポールはタープを支える役割を持つもので、快適なタープ空間にするには、タープポールの長さ(高さ)が重要なポイントです。
長い(高い)と解放感がありますが、思い通りの場所に日陰を作りにくく、風のあおりも受けやすいため安定性に欠け、短い(低い)と安定はしますが圧迫感があり、タープに頭が当たったりと居住性も悪くなってしまいます。
タープポールを選ぶ際の高さの目安として、メインポールはタープの形状や大きさによって誤差はありますが、基本的には240cm程度のものが安定感と居住性のバランスがよくおすすめです。
また車やテントの高さと合わせることで、移動しやすくなり見栄えもよくなります。
素材で選ぶ
また、強度と連動するのが素材です。タープポールの主な素材は「スチール」「アルミニウム」「木製」の3種類です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
スチール
スチール製は安価で、強度や耐久性に優れていますが、サビやすく重いというデメリットがあります。
安くて強度のあるポールを探している方に向いている素材です。
サビに弱いため雨の日の使用後はしっかりと乾かして収納するように注意してください。
アルミ
アルミポールは軽量でサビに強いですが、強度や耐久性がスチールポールに比べて劣ります。
荷物をできるだけ軽くしたい方や雨の日もキャンプに行きたい方におすすめです。
ただ、中型以上もしくは重いタープを使う場合は耐久力がないので、ポールの太さが25mm以上あるものを選ぶようにしてください。
細めのアルミポールはサブポールとしての使用なら問題ないです。
軽くて耐久性に優れたポールをお探しの方は、アルミに他の金属を混ぜたアルミ合金製のものがおすすめです。
アルミ合金製はアルミに他の金属を混ぜることによって、アルミよりも強度があがり、スチールよりも軽量にななので、強度と軽量のバランスが取れた素材です。
木製
木製のタープポールは、自然に溶け込むナチュラルな風合いで、キャンプの雰囲気をより一層おしゃれに演出してくれますが、スチールと同様に重く、カビが発生しやすいのがデメリット。
また、木製はポールとポールの接続部分の強度が弱くなるため、どのように連結しているかも確認が必要です。
太さで選ぶ
タープポールの太さは強度に影響します。
ポールが細いと風や雨などの負荷で折れたり曲がったりしてしまい、逆に太いと強度は高くなりますが重くなって持ち運びに不便です。
一般的には最低でもスチールで25mm、アルミで28mmが必要です。
大型タープやT/C素材でタープ自体が重い場合は、スチールの32mmがおすすめです。
タイプで選ぶ
タープポールには色々なタイプがあるのでご紹介します!
手軽さ、軽さ、収納力、組み立て方法など違いがあるので、自分に合ったタープポールを使ってくださいね。
スライド式
スライド式のタープポールは、設営後でも長さ(高さ)調節が細かく行えるので急な雨や、風にも対応できるのが特徴です。
ポールをまわすだけで高さを調整できるので簡単で便利ですが、他のタープポールに比べて長いので収納力が劣り、強風時に大型タープのメインポールとして使用するには強度にも不安があります。
サブポールとして使用するのがおすすめです。
ジョイント式
ジョイント式はバラバラのパーツを繋げるだけでポールになるので、素早く組み立てられ、シンプルな構造で強度に優れているのが特徴です。
長さ(高さ)の調節はできませんが、キャンプ場についてすぐにタープを張りたいという方におすすめです。
ジョイント式の中には、「ショックコード内蔵ジョイント式」というポールの中にショックコードが通っているためバラバラにならずに組み立てやすく、紛失も防げるものもあります。
ただ、長さ調節しにくいため、使用する長さが決まっている場合におすすめです。
プッシュボタン式
ジョイント式の一種で組み立てや分解が手軽にでき、長さ調節を行えるのも特徴です。
タープに付属しているポールの多くがこのタイプで、ポール同士をプッシュボタンでロックするタイプです。
ポールの連結本数によって長さが変えられるのでキャンプ初心者の方でも簡単に調節でき、収納するときはコンパクトに収納出来るので持ち運びにも便利です。
また、連結最上部にプッシュボタンのはめ込み穴が複数開いているタイプは、長さ(高さ)を調節できるので、迷ったらとりあえずプッシュボタン式の伸縮タイプを買っておくのがおすすめです。
メインポールのおすすめは下記の記事でご紹介しています。
【タープ】メインポールおすすめ7選│スノーピーク、ロゴス、村の鍛冶屋、DODなど