キャンプ場の種類・特徴・ファミリーのおすすめ【家族キャンプの教科書】

キャンプの基礎知識

一般的にはキャンプは自然の中でテントを張ってするものと思われていますが、実はキャンプ場と言っても様々な種類があり、同じキャンプ場内でも「フリーサイト」や「区画サイト」などサイトの種類によって、キャンプの仕方や楽しみが変わってきます。

初心者ファミリーキャンパーには、コテージなどの「施設泊」かそもそも泊まらない「デイキャン」プから始めるのがおすすめですが、今後のためにキャンプ場やサイトの種類を把握することから始めていきましょう!

キャンプ場の種類

キャンプ場をネットで検索していると「○○オートキャンプ場」や「○○キャンプ場」のように名前に「オート」がつくキャンプ場とつかないキャンプ場を見かけませんか?

オートキャンプ場とは

オートキャンプ場とは、テントを張る横まで車を乗り入れ駐車ができるキャンプ場の事です。

通常のキャンプ場は駐車場があり、そこに車を止めて荷物を運びますが、オートサイトではテントの近くに駐車し荷物の積み下ろしをすることが可能です。
サイト内に車が乗り入れるため子供のいる家族キャンパーには注意が必要ですが、荷物の多い家族キャンパーの方にはおすすめのキャンプ場です。

車でテントを設営できる場所まで行けるのでどんなに重たい荷物があっても持ち運びが簡単で、設営から撤収までスムーズで初心者でもおすすめです。

荷物の運搬が楽
設営・撤収が楽

車が出入りすのため子供には注意が必要
普通のキャンプ場に比べ、価格設定が少々高め

キャンプ場

通常のキャンプ場は「○○キャンプ場」のように「オート」つかないキャンプ場です。
駐車場とテントを設営する場所が完全に分かれているのが特徴で、大半のキャンプ場がこのタイプです。
「野営サイト」とも呼ばれ、自然のなかでのキャンプをより楽しめます。

徒歩で荷物を運んばないといけないので、重たい荷物がある場合や初心者には少し大変です。

テントしかないので、より自然を満喫できる
車が通る危険がない
荷物の運搬が大変
設営・撤収が大変

キャンプ場のサイトの種類

キャンプ場の中にあるフィールドを区画し分けたものを「サイト」と呼びます。
今回は、定番の4種類と番外として1種類をご紹介します。

フリーサイト

フリーサイトとは、好きな場所に好きなようにテントを張ることができるサイトです。
フリーサイトは、比較的安い値段で利用できる場所が多く、サイトのデザインを自分の好みにアレンジできるのが魅力です。

ただし、フリーサイトは自由席のような感じで、いい席(サイト)は早い者勝ちで埋まっていくので、フリーサイトを利用する場合は、キャンプ場には朝早く行くのが鉄則です。
また、好きな場所にサイトを作れるといっても、場所を取りすぎや他の人のサイト範囲内を横切ったりするのはマナー違反なので注意が必要です。

キャンプに少し慣れてきてサイトのデザインを楽しみたいという方におすすめのサイトです。

サイトを広々使える
好きな場所に設営できる
価格が安い場所が多い
サイトが広くデザインを考えないといけないので、初心者には少し難しい
水回りの近くや木陰などの良い場所が取れるとは限らない
他の人への配慮が必要

区画サイト

自分のスペースが決められているサイトの事を区画サイトと言います。
区画サイトは指定席といった感じで、自分のサイトがロープで区切られていたり、岩や木でプライベートが確保されていたり場所によって様々です。
電源付きのサイトや、ウッドデッキ付きなど使いやすくデザインされている場所が多くいので、フリーサイトに比べて快適性の高いサイトです。

区画の大きさはキャンプ場ごとに違うため、事前にテントの大きさとサイトの大きさを確認してから行くようにしてください。

サイトのデザインに迷わなくていい
他の人に気を使わずにテントを張れる
場所取りをする必要がない
電源付き・ウッドデッキ付きなどがあり、快適
フリーサイトに比べやや高い
場所によっては狭い
自由度があまりない

バンガロー・コテージ・ロッジ

バンガロー・ロッジ・コテージは人気キャンプ場の多くにある宿泊サイトのこと。
3つとも同じ宿泊施設と思われがちですが実は全て違った宿泊サービスで、備え付けられている設備で名前が変わります。

コテージ

コテージは「小さい家」「小別荘」などと和訳され、家具、家電が備え付けられている宿泊施設を指すことが多いです。
キッチン、リビング、寝室、トイレ、バスルームなどちゃんとがあり、貸別荘に近い位置づけです。アウトドア体験を満喫しながらでも、あたたかい布団で眠ることができます。

調理用具も備え付けられていることもあり、そういったコテージではバーベキューだけではなく自炊することも可能です。
最近では温泉地に建てられた天然温泉付きのコテージなんかもあります。

ロッジ

ロッジは、多くは山小屋っぽい雰囲気の宿泊施設の総称となっていますが、コテージよりも簡易的な宿泊施設の名称として使われています。
設備は、水回りのみあるのが特徴です。

バンガロー

バンガローは、最も簡易的な設備の宿泊施設で、シャワーやトイレ、ベッドといった設備がなく、テントの延長線のようなイメージしてもらうといいです。
6~10畳程度の広さの部屋を借りるタイプが多く、泊まる部屋には基本的に何もありません。
お風呂やトイレは共用で外にあるのが一般的で、学生向けの自然学校などで使用されるケースも多い宿泊施設です。

基本的にテントがいらずキャンプを楽しむことができます。

                                                

ただし、キャンプ場ではバンガローという名前でも、コテージのように設備がついているものもあるので、事前に確認してから行くようにしましょう。

お子さまを連れてのキャンプでは、「コテージ」「ロッジ」「バンガロー」などの施設泊を選ぶのが無難です。

手ぶらでキャンプを楽しめる
テント泊よりも快適に過ごせる
別荘のような非日常を味わえる
フリーサイトや区画サイトに比べ金額が高い
想像しているキャンプからは遠ざかる

グランピング

豪華なキャンプ「グラマラスキャンピング」、略して「グランピング」は、キャンプの不便な部分を感じることなく、楽しい部分だけを味わう事ができます。
グランピングは手ぶらで楽しめるキャンプの代表とも言えます。
場所によっては食事も提供してくれるので調理をする必要も後片付けをする必要もありません。
価格設定が高いのもうなずけるゴージャスなキャンプを堪能できるサービスです。

手ぶらでキャンプを楽しめる
豪華で優雅な時間を楽しめる
どのキャンプよりも料金が高額

【番外編】デイキャンプ

皆さんキャンプと聞けば泊まりのイメージがあると思いますが、デイキャンプは、泊まりではなく日帰りで行うキャンプのことです。

デイキャンプの魅力は、身軽かつ手軽に行える」ことです。
寝床(テントや布団)などを用意する必要がなく、調理器具などもレンタルしてくれるところもあるので、ほとんど持ち物なしで、キャンプを楽しむことができるんです。
それ以外にも、通常のキャンプよりも格安でだったり、無料で利用できるキャンプ場なんかもあるんですよ。
予約が不要なキャンプ場もあるので、やろうと思ったその日にキャンプができます。
デイキャンプは身軽かつ手軽に楽しめて、コスパも良い等、初心者家族キャンパーはまずデイキャンプから始めるのがおすすめです。

身軽かつ手軽に楽しめる
コスパが良い

本格的なキャンプをしたい人には物足りないことも

おわりに

いかがでしたでしょうか?

キャンプ場と言ってもこれだけ種類があるので、初めのうちはキャンプ場選びから大変ですよね。
特に初心者ファミリーキャンパーの方でキャンプ=テントみたいに思われる方も多いかもしれませんが、お子さんの面倒を見ながらのテント設営はなかなか骨が折れます。
その後の火おこしやテントでの宿泊は想像以上に大変です。
慣れないうちからその大変さを知ってしまってキャンプ=しんどいとならないように、最初は手軽に始められるデイキャンプやキャンプの楽しい部分だけ味わえる施設泊から始めるのがおすすめです。

道具も資金に余裕のある方は最初から道具を揃えてもいいですが、そうじゃない方はレンタルから始めて徐々に揃えていく方がいいです。

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