【超キャンプ入門②】最低限必要なキャンプ道具【初心者は道具いりません】

キャンプの基礎知識

はじめに

これからキャンプデビューを控えている、興味はあるけどなにから買えばいいのかわからない方、キャンプ道具はいりません

はじめはコテージキャンプとかグランピングから始めればなにもいりませんし、
本格的にキャンプをしたいんだったらキャンプ場によってはテントとか一式レンタルできるキャンプ場もあるので、そこから始めてみましょう。

キャンプ道具って意外と高価で、間違えて買ってしまうと大きな痛手なんです・・・(笑)
まず、キャンプを実際に体験することでどのキャンプ道具必要だな、ほしいなってなってから買った方が失敗が少なくておすすめです。

とはいってもキャンプ道具ほしくなっちゃいますよね(笑)
なので安くてもいいんで、1つか2つだけ買ってみてキャンプ場にもっていきましょう。

最低限必要なキャンプ道具と、その道具についての簡単な解説をまとめたので、この中からほしいキャンプ道具を選べば、今後も使えるキャンプ道具になると思いますよ。

最初に買ったキャンプ道具は、どんなに安くても不思議な愛着が湧くので、安くても値段は気にせず気に入ったものを買いましょう。 

最低限必要なリビングアイテム

タープ

タープ

「タープ:Tarp」とは、「太陽の日差しや雨を防ぐための大きな布です。

タープを張ることによって屋根ができるため、空から降り注ぐ太陽の光や突然の雨を防いでくれます。
特に強い日差しが照りつける夏のキャンプでは、熱中症対策や日焼け対策としても役立ちます

「青空の下では開放感がありすぎて少し落ち着かない」といったときも、タープで屋根を作ることで守られている感覚が出るため不思議と心が落ち着くはず。
イスに座ってくつろいだり、キッチンスペースを作ってみんなで飯を食べたりなど、自然の中でくつろぐ居住空間を作るのに便利なアイテムのひとつです。

テーブル・チェア

一般的に「ハイスタイル」「ロースタイル」「お座敷スタイル」の3つのスタイルがあり、テーブルやチェアを買う前に、まずはやってみたい「キャンプスタイル」を決めておくことが大事です。

ハイスタイル

出典:Amazon

座面の高さが約40cmのチェアと高さが約70cmのテーブルを合わせるスタイル
普段ダイニングテーブルで食事をしていれば、違和感なく過ごせます。

食事がしやすい姿勢で座れる
テーブル、チェアのサイズが大きめ、重さもそこそこある

○ロースタイル

出典:Amazon

座面の高さが約30cmのチェアと高さが約40cmのテーブルを合わせるスタイル
地面に近く天井とは距離があるので、空間をより広く感じることができます。

チェアの背もたれが深く、足を投げ出して座ることができるので、リラックスしやすい
作業をする際に前傾姿勢になりやすく、腰を痛めやすい

○お座敷スタイル

チェアを使わず直に座るスタイル。インナーマット上にラグを敷けば、まるで居室のような空間になります。

使用するチェアは座椅子やロースタイル向けのチェアがおすすめ
座椅子は軽量なうえに、本体も厚みが薄いスリムな形状なので、携帯のしやすさが魅力。ピクニックや、子供の運動会などイベント行事にも活躍します。

居室のようにくつろげる
食事や調理をするときに前傾姿勢になるため、腰を痛めやすい

BBQグリル・焚き火台

BBQグリル

BBQグリルは、その名の通り、あくまで焼肉などバーベキューを楽しむためのもので肉を焼きやすいように焼き網をセットするための場所があるのが普通です
炭を置くためにちょうど良い形をしていますが、大きな薪を燃やすための形はしていません。

焚き火台

出典:Amazon

焚き火台は、薪を燃やして炎を作り、それを眺めるという楽しみ方をするため、大きな薪でも燃やしやすいように、薪を投入する場所も大きく作られています
さらに、空気を取り入れて燃焼しやすいような作りになっているのが特徴的です。

焚き火台のもうひとつの楽しみは、焚き火調理。
BBQグリルとは異なり、焼き網を置くための場所がない物も多く、そうした焚き火台は、調理をするためのオプションを別途購入する必要があります。

最低限必要なキッチンアイテム

クーラーボックス

クーラーボックスはハードかソフトか以前に、サイズや機能性・デザインなど、あまりの種類の多さに購入のどれを購入すればいいか迷う道具の一つです。

今回はポイントだけお伝えしときます。

クーラーボックスのポイント

ハード

外部からの衝撃に強い
積載がしやすい
サイズの幅が広い

ソフト

軽量で持ち運びやすい
コンパクトに収納できる
多少なら規定量よりも多くものが入れられる

サイズ

人数に合わせたクーラーボックスのサイズ目安(1泊2日想定)
5〜15ℓ  :デイキャンプ
15〜20ℓ:ソロキャンプ
30ℓ前後:大人2人
40ℓ前後:大人2人+子供1人
50ℓ前後:大人3人
60ℓ前後:大人4〜5人

携帯性

キャンプでは車をサイトに停められるキャンプ場ばかりではなく、車からサイトまで距離がある場合や、電車などでキャンプ場まで行く場合もあります。
両サイドに取手があるものや、肩掛けできるもの、キャスターがついているものなど自身が持ち運びやすいクーラーボックスを選ぶことが大切です。

素材


素材

ポリウレタン・
ポリエチレンなど
発泡スチロール

真空断熱パネル


特徴

一般的なアウトドア用の
ものはほとんどがこれ。
一番安価で、繰り返し
使うものではない。


釣り用のものに多く採用、
高価なものが多い。


保冷力


 

調理グッズ

キャンプに必要な基本の調理器具

ここでは、ポイントのみご紹介しています。
詳細については下記の記事でご紹介しています。

ナイフ

出典:Amazon

キャンプで調理をする上で、なくてはならないのがナイフです。
ナイフといっても大きいものや小さいもの、刃の素材などさまざまなものがあります。
初心者は、グリップが握りやすいものなどの使いやすさで選ぶようにしましょう。

クッカーセット

クッカーセットとはケトルやフライパン、鍋などが一つになったセットのことで、これらがあれば大体の料理を作ることができます。
持ち運びしやすいように、大きい鍋の中に他の器具が全て入るようになっています。
おしゃれなデザインのクッカーセットも多く発売されているため、お気に入りのものを見つけてみてはいかがでしょうか。

バーナー

出典:Amazon

バーナーとはガスやオイルで火をおこす器具で、これがあれば火をおこす手間が省けるため、とても便利です。
焼いたり煮たりするために、火はなくてはならないものですので必ず用意しましょう。
特に冬のキャンプでは大活躍します。

シェラカップ

「シェラカップ」は、お湯を沸かしたり、目玉焼きを焼いたり、ご飯も炊ける万能アイテムです。ステンレスやチタンなどの金属製の素材でできた頑丈なカップで、アウトドアシーンにぴったり。素材や、容量など、使用シーンに合わせて選びましょう。

まな板

アウトドアで忘れがちなまな板。牛乳パックなどで代用もできますが、調理を楽にするためにもアウトドア用のまな板を使ってみましょう。

カトラリー

カトラリーとは、食卓で使うナイフ・フォーク・スプーンなどの金属類のことを言いますが、木製であったりプラスチックであったりと決まりはありません。また箸・コップ・お皿などもふくめ、食事に使うツールを全般的にカトラリーと呼ばれています。

カラトリーを使うメリット

ゴミを減らすことができる
ご飯が華やかに見える

キャンプでは食事をする場面が多くあります。
紙製のコップやお皿でもいいんですが、強風で飛んでしまったり、他の人のコップやお皿と混ざってしまい、自分の物か分からなくなることもあります。

そのたびに新しいものに交換していると、気が付いたら大量のゴミを発生させることに・・・。
アウトドアのカトラリーは丈夫なものが多いので、毎回洗って使用することでゴミを減らすことができます。せっかく大自然で食事をするのだから、エコを意識して楽しみましょう。

ベッドルームアイテム

テント

キャンプを始める前、まず購入を検討する道具のひとつのテント。
“長い付き合い”になるので、最初に適当に購入してしまうと後で痛い目に遭うこともあります。
そうならないように、テントのタイプごとのメリット・デメリットをご紹介します

ドームテント

シンプルな構造で初心者でも建てやすい
基本的にコンパクトなのでサイトがスッキリまとまる
テント高が低いタイプはかがまなくてはならず窮屈かも・・・
人数やギアの多さによっては別にタープを張る必要がある
まずは基本中の基本「ドーム型テント」。多くはクロスポール(フレーム2本を交差させること)で立ち上げるシンプル構造のため設営しやすく、アイテムも多いため選択肢も幅広く、ビギナーを中心にファンの多いテントです
重心が低い設計は風に強いというメリットはありますが、中に入ると背の高い方にとっては若干窮屈な場合も
また、大人数となるとほぼ寝室としての使用がメインになり、リビングスペースはタープで作ることになるケースもあります。

2ルームテント

リビングと寝室が一体化しているので、ひとつ建てるだけで設営完了
悪天候時も安心感がある
大きいため狭い区画だと入らない場合も
重いものが多く設営撤収が一人だと大変
ひとつ屋根でも寝室とリビングが別れて2ルーム(ツールーム)になっているのが、2ルームテント。
フルメッシュ・フルクローズできるタイプも多く、ゆったりと過ごせる快適性が大きなメリットです。

タープを張らずに気軽にキャンプを楽しんだり、急な雨にも慌てず対応できるのが強みです
ロングスケールの2ルームテントは、快適な一方で物理的に狭い区画サイトに収まらないことも。また非自立型と呼ばれるように設営はドーム型より時間もかかるため、初心者だとスイスイ建てられるようになるには慣れが必要かもしれません

トンネルテント

寝室とリビングを一度に建てられる。設営方法自体はシンプル
内部空間が広く、インナーを外せばシェルターとしても使える
重いものが多く設営撤収が一人だと大変
大型で狭い区画には入らない場合も
広い分熱がこもりやすい

同じ二部屋構造でも主にドームテントにスクリーンタープが付いたタイプが2ルームテントと呼ばれ、前室部分が流線形に伸びたタイプがトンネルテントです。

大きく違うのは設営方法で、トンネル型テントは3~4本のポールを通して立ち上げるだけと行程としてはシンプル。
インナーテントを外してシェルターとして使える点も、スクリーン付属タイプの2ルームテントにはないメリットです

重いこととサイズによるデメリットは2ルームテントと同じですが、トンネルテントに限った話では“暑さ”
奥行きがある分テント内の熱が逃げにくく夏場は暑く感じることもあるので、メッシュに切り替えられたりパネルを跳ね上げされるタイプがオススメです。

ティピ(ワンポール)テント

ポール1本で支える構造で設営が簡単
とんがったフォルムなので見た目もおしゃれ
センターポールがあることでレイアウトの自由度が下がる
ほとんどが前室がないため雨が吹き込みやすい
トンガリ屋根がトレードマークのティピー(モノポールテント)型は、構造がシンプルなので設営が簡単
底辺をペグダウンしたら支柱となるポールを真ん中に1本立てるだけのシンプルな構造のため、設営が非常に簡単で、キャンプ初心者にもおすすめの形のテントです。
しかし、構造上前室などのスペースはなく、雨天時はタープとの併用がオススメ
そこをウィークポイントと感じるのであれば、ひさし部分(キャノピー)のあるタイプを選びましょう。

ロッジ型テント

内部空間が広く家に近い感覚で過ごせる
レトロなフォルムでおしゃれにもこだわれる
重くて大きいものが多く設営が大変
価格が高め
ロッジ型テントは、まるで家に居るかのような居住空間が広さが最大のメリット。
壁がほぼ垂直に立っているため、デッドスペースが少なく居住性が高いことも特徴ですまるで海外キャンプのような佇まいで、レトロやビンテージテイストの小物を組み合わせてコーディネートも楽しめます。

基本大人数向けであることと鉄骨ポールのため重いタイプが多く、持ち運びに苦労することも。また他のテントに比べて10~20万円クラスと価格帯も高めです。

シュラフ(寝袋)・マット

シュラフ(寝袋)

シュラフとは、アウトドアで宿泊する際に使う寝具のことで、日本語で言う「寝袋」のことを指します。
袋状になっていて、コンパクトに畳めるので、かさばらず携帯するのに便利なアイテムです。
シュラフという呼び方は、ドイツ語の”schlafsack”に由来しています。
「寝られれば良いや」と適当に選んでしまうと、せっかくのキャンプが台無しに終わってしまう可能性があるので注意が必要です。

①封筒型

キャンプ初心者やファミリーでのオートキャンプにおすすめなのが、封筒の形をし、布団に近いタイプの寝袋である封筒型
平地に近いキャンプ場や春夏のキャンプに使用されることが多く、低価格なのが特徴です。
さらに、ジッパーを閉じずに掛け布団・敷布団のように別々に使うこともできますし、シュラフ同士を連結させて「大きな布団」に家族みんなで寝ることができて便利です。
保温性の高い封筒型寝袋もありますが、真冬のキャンプや高山にはあまり向きません

②マミー型

ミイラ(マミー)が語源となった寝袋です。
封筒型寝袋に比べると身体をすっぽりと包み込むので身体への密着度が高く、保温性に優れています
登山やツーリングなど、より本格的で個人で楽しむアウトドアに向いています。

化学繊維もありますがダウン素材を使用した寝袋が多く販売されており、ダウン素材を使用した寝袋の場合には、収納時もコンパクトで持ち運びに便利です。
保温性が高く、冬場もキャンプをするという通年キャンパーはマミー型を選ぶと良いでしょう

③ラップ型

封筒型とマミー型が一緒になったような寝袋です。肩口が広くて封筒型のように寝袋に入りやすい形状が特徴です。

使用温度が多少は低く、真冬でなければ問題ない寝袋も多いです。そこそこの保温性を誇りながら安価で手に入れることができます。 

マット

マットについては、別記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。

ランタン

キャンプでの快適な夜を過ごすための必須アイテムといえば「ランタン」。
種類によって、照らせる範囲や時間が異なります。

LEDランタン

スイッチを入れるだけですぐに点灯するので取り扱いが簡単で、初心者にも人気のあるLEDランタン。
また、ガソリンタイプやガスタイプと異なり、火を使わないのでテント内や低く張ったタープの下でも安心して使えます

電源は乾電池式と充電式の2種類。
乾電池式はコンビニなどでも購入できる手軽さが魅力、一方で充電式は、モバイルバッテリーや車のシガーソケットからも充電できるモデルもあり、予備の電池を持ち運んだり交換したりする手間がかかりません。

中には、搭載しているハンドルを回して手動で発電できる製品もあり、電源がなくても使用できるため防災アイテムとしてもおすすめです

ガスランタン

ガスランタンの最大の特徴は、ガスという燃料を使うことです。
キャンプでは、ストーブやバーナーなどガスを使うアイテムは他にもあるので、そういった他のアイテムと兼用して、燃料を一つに絞ることで荷物を減らすことができますし、燃料を無駄にすることなく使えるのは大きな魅力です
燃料となるガス缶を使用は、カートリッジ式になっており簡単に交換できるのが特徴です。ガソリンランタンと比べて光量はやや劣るものの、取り扱いがしやすいので人気があります。
テーブルの上で使用するなどサブランタンにおすすめですし、それほど広くないテントサイトならメインランタンとして使用することも可能です。
ガス缶の種類には「OD缶」と「CB缶」があります。
OD缶はアウトドアでの使用を前提に作られており、低温環境でも安定して燃焼しやすいのが特徴です
一方CB缶は、家庭用のカセットコンロなどでよく使用される、いわゆる「カセットガス」を指します
 
まずは気軽にキャンプをはじめてみたい初心者の方は、CB缶タイプのガスランタンをチョイスするのもおすすめです。

オイルランタン

オイルランタンとは、灯油やパラフィンオイルなどを燃料として灯りをともすランタンのことです
LEDランタンと比較すると灯りはくらいものの、揺らぐ炎ならではのいい雰囲気を醸し出すのが特徴です。また、灯油を使う場合燃料費も安く収めることができます。

オイルランタンは点火方法によって加圧式と非加圧式の2つの種類があります。
加圧式オイルランタンは、ポンピングという作業があります。
ポンピングによって燃料タンクの空気を圧縮し、ガス化した燃料を合成繊維のマントルに引火させて灯りとして使う仕組みになっています。新しいマントルは空焼きをしておいて、燃料が気化しやすくするために燃焼室を暖めるプレヒート(予熱)が終わったら、点火です。
初心者にとっては難易度がやや高め。
スムーズに点灯するには慣れが必要ですが、手間を楽しめる中級・上級者に人気のアイテムです。

非加圧式のオイルランタンは加圧式よりも単純な構造で、極端に言えば、燃料タンクと芯があれば炎を燃やし続けることができます。
また、加圧式のように点火前の準備作業をしなくてよいので、燃料を注油するだけでスムーズに着火できます。
非加圧式オイルランタンは、加圧式に比べて取り扱いや手入れが簡単なので初心者におすすめです。

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