ヘキサタープの選び方
自分のテントとの相性や使用人数に合わせてサイズを選ぶ
・2〜3人:450×450cm
・3〜4人:500×500cm
・4〜5人:500〜550×500〜550cm
ヘキサタープの設営は、コツさえ知ればひとりでも難なく張れます。しかし、フレームがなくて少しの風でもあおられやすいため、最初はうまく張れない初心者の方が多いです。
ただ、近年は設営しやすさを重視したタープが販売されているので、初心者の方は設営しやすいタープを選ぶのがおすすめです。
張り綱とペグの位置関係などをガイドしてくれるものなど、その工夫はさまざま。よく考えられているので、自分のテントの色・サイズとの相性も考えて選びましょう。
軽量でコンパクトな持ち運びやすさで選ぶ
通常、ヘキサタープには専用の収納袋がついていますが、キャリーバッグの有無ではなく、車でキャンプに出かける場合の積み降ろしや、ツーリングにヘキサタープで、携行しやすいかどうかを確認して選ぶようにしてください。
5kg近くある製品と2㎏程度の製品では、運搬に必要な体力がかなり違いますので、持ち運びのしやすさは、折りたたんだときのサイズと重量によってご自身に合ったものを選ぶようにしてください。
生地が厚手の場合やポールなどのセット内容によっても重さが変わりますが、同じようなセット内容なら、少しでも軽いものを選んだ方が、持ち運びしやすいです。
耐水圧1500mm以上で選ぶ
一般的な雨傘の耐水圧は450mm程度で、化繊タープの耐水圧は1,000~3,000mmのものが一般的です。
おすすめは耐水圧が1500mm以上あるものですが、耐水圧があまりに高すぎるものだと生地の目が細かく、タープ自体が重たくなり、風通しが悪くなるため、テント内が蒸れて暑く感じられる可能性もあるのでお気をつけください。
遮光性のあるものを選ぶ
太陽の下では高原でも日差しの強さや紫外線に注意が必要です。ヘキサタープには日差しよけの役割もあるため、遮光性能の高いアイテム選びが重要です。
遮光性能をチェックするときには、布地の厚みと、UVカット加工の有無を確認するようにしてください。
生地が厚手だと、重くなるのが難点ですが、遮光効果を体感すると手放せないという人も多くいます。
素材で選ぶ
焚き火の際にはどんなに気をつけていても火の粉が飛びます。生地がナイロンや化学繊維のものは、焚き火の火が弾けて、タープを焦がしてしまう可能性があります。
厚手のコットンやコットン混紡素材のタープであれば火に強い素材なので、火の粉が当たっても穴があきにくいのが特徴です。
とはいえ、焚き火の炎が近いと燃えることはあるので、焚き火向きのタープでも防炎シートを取り付けて小さな焚き火を楽しみましょう。
化学繊維のタープを使う場合は火から離して設置するしてください。
化繊タープにも難燃加工を施したモノがありますが、これも燃え広がりにくい性質です。ただ、穴があかない・燃えないわけではないということは念頭に置いておきましょう。
【ソロキャンプ】おすすめヘキサタープ3選
コールマン ヘキサライトⅡ
ソロから少人数キャンプまで使用可能なヘキサタープ
風に強い約ø25mmの強度あるポールを使用しながらも、コンパクトになる6節ポール構造を実現。
通常のポールは4節ほどでどうしても収納サイズが長くなってしまいますが、6節ポールにすることで収納サイズが非常にコンパクトになっています。
通常、継ぎ数が増えるにつれポールの強度は下がる傾向になりますが、風に強い約ø25mmの強度あるポールにより強度を確保しています。
ソロから少人数キャンプまで使用可能なヘキサタイプのタープです。
UVPRO加工により紫外線を防ぎ、高い耐久性のある生地を使用。
PU防水・耐水圧1200mmなので雨の日でも安心して使用できます。ポール一本には便利なランタンフック付きです。
DOD(ディーオーディー) ヘーキサタープ
張り方いろいろでソロキャンプに限らず人気
ウサギのロゴが可愛らしく、形も美しい人気のヘキサタープです。
六角形の隅にはポールを刺す穴があいており、ポールの高さを変えたり、ロープの位置を変えたりすることでさまざまな張り方が可能になります。
素材にコットンとポリエステルの混紡生地「ポリコットン」を採用いるので、焚き火などの火の粉にも強いのが特徴。
最低耐水圧350mmですが、水分を含むと膨張する特性があるのもポイント。膨張することで繊維の隙間が埋まり、水の侵入を防ぎます。加えて、高い遮光性と通気性も備えているので、日差しの強い夏場も涼しく過ごすことが可能です。
使用サイズが約幅420×奥行420cmの広々としたヘキサ型で、日陰も広く取れる点もおすすめです。ファミリーで使える軽量タープを求めている方にもおすすめ。
重量は約3000g、収納サイズは約直径14×幅55cmと軽量コンパクトで携帯性も良好です。
MURACO ムラコ ヘキサウルトラタープ
手のひらに収まるサイズに収納可能
かっこいいモノトーンアイテムが特徴的なムラコの小型軽量のタープです。
シート本体の重さは約500g程度で、軽量高強度な素材を使用し、手のひらに収まるサイズに収納できるので、ソロキャンプ、ツーリングキャンプなどに最適。
撥水コーティングと耐水PUコーティングを施していて、耐水圧は2000mmと申し分ない高さ。
設営には2本のポールと8本のペグが必要になるのでご注意ください。
【ファミリーキャンプ】おすすめヘキサタープ3選
スノーピーク(snow peak) タープ /R HDタープ “シールド”・ヘキサ Pro セット
オーソドックスなつくりで、最初の1張りにもってこいの商品
6人以上の大人数で使用できる570×500cmの大型モデルです。日差しをブロックして濃い日陰を「遮光ピグメントPU加工」を施しているのがポイント。
濃い日陰を作り、メーカー発表では日陰部分で2~4℃の違いが生まれ、真夏の炎天下でも涼しい空間を保ちやすいのが魅力です。
ただ、2~4℃低くなるのは良いのですが、春や秋のキャンプで日差しの暖かさが欲しいときには、一枚着たくなることもあります。
また、耐水性に優れた「210Dポリエステルオックス」を使用し、表面にテフロン加工を施して撥水性をアップしています。耐水圧3000mmを実現しており、強い雨に晒されても雨漏りの心配が少なく、耐久性にも優れたヘキサタープです。
スノーピークの表示する耐水圧は平均値ではなく、1番低いポイントでの値なので、安心感がありますね。
proセットとそうでない商品の違いは、proセットにはぺグハンマーP、ロープケース、ぺグ&ハンマーケースが付いていて、購入したらすぐに持ち出せるセット内容になっています。(proセット以外はポールケース、ぺグケース、キャリーバッグのみ)
DOD(ディーオーディー) いつかのタープ
手軽にキャンパー気分を味わえるオールインワン
タープを始め、キャリーバッグに延長ベルト、組み立てに必要なペグ・ロープ・ポールの設営に必要なモノが付属しているお得なヘキサタープセット。用具を買い足す手間やコストを抑えられるのが魅力です。
延長ベルトは小型のランタンをかけられるハンギングチェーンとしても活用できるので、夜間に照明が必要なときなどに役立ちます。
ポリコットン生地を使用した大きめサイズのタープで、4人がくつろぐのにほどよいサイズで窮屈さを感じさせないオープンスタイルです。
そして、2000mmの耐水圧に加え、遮光性に優れた150Dポリエステルを採用し、UVカット値UPF50+と高い機能を誇ります。軽量で持ち運びしやすいコンパクトサイズなのも人気のポイントです。
設営のコツが縫いつけてあるので、手順がわからなくなってしまう心配もありません。
また、8か所ある角のすべてにポールとグロメットを付けられるようになっており、自分の好みや環境に合わせて自由に形を変えて張ることができます。
キャンプビギナーにぜひチェックしてほしいアイテムです。
コールマン(Coleman) タープ XPヘキサタープ MDX
クロスポールとシングルロープで、初心者でもラクラク設営
メインにクロスポールを採用し、ロープ1本で組立可能かつ2本足で安定感があるヘキサタープです。
クロスポールの幅を広げたり狭めたりするだけで、高さも簡単に調整できる手軽さが魅力。
さらに、付属品のサイドポールを活用すれば居住スペースを広げることができるので、ゆったりアウトドアを楽しめます。場面に応じて最大限に空間を確保できる自由度の高さが魅力です。
約1500mmの耐水圧を備えた「75Dポリエステルタフタ」を使用しています。
設営時の大きさは約460×435×230cmで、UVカット加工を施しているため、強い日差しでも安心して使用できるます。
設営の手軽さを重視したい人やファミリー用として使いたい人におすすめです。
ヘキサタープの張り方
基本的なタープの張り方の手順とタープを「地面に付けない」おすすめの張り方の動画をご紹介します。
基本的な張り方の手順
基本的な張り方
- 張る場所を決める
- 1.で決めた場所にタープ(屋根の布)を地面に広げて置く
- ポールを組み立てて、各ポールを配置する
- タープ・ロープ・ポールをつなげる
- ペグでロープを固定する
- メインポールを立てる
- 張り具合を調整する
手順をご紹介しましたが、動画を見たほうがわかりやすいので、youtubeの杉田アウトドアchさんという方の動画がわかりやすかったので、ご紹介させていただきます。
地面につけないヘキサタープの張り方
基本的な張り方は誰にでもおすすめできる張り方ですが、一つデメリットが・・・
それは、タープが汚れてしまうことです。
雨など地面が湿っている場合に基本的な張り方をしてしまうとタープに土などがついてしまい、タープがカビが生えやすくなったり傷んでしまう原因になります。
そこで、地面につかない簡単な張り方をyoutubeでチキューギ.さんとギリメンよっぴーさんという方が解説されていたので、ご紹介させていただきます。
おわりに